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最近やってるアクリルって

最近アクリルを削ってる絵が多いですが
削るって、具体的になにやってんの?
ってことで、いつも書ける範囲で書いてるつもりですが
ちょっとだけ、ちゃんと?解説してみようかなと。

 
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上の画像は、アクリルをレーザーで切り出した状態。
厚紙などを使って、希望のカタチに切り
その厚紙をイラストレーターでトレースしてデジタルに変換し
レーザーで切っています。
そのアクリル(上の画像)をそのまま拡散処理しても十分にかっこいいのですが
もう少しかっこよくしたい、って気持ちとか
技術力を上げたい、とか、まぁそんなことからチャレンジしてるわけです。
ということでアクリルを削っていきます。

 
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これは完成時に見える面の角に
45度の角度でエッジを落とした場合。
表面処理していないので分かりやすいと思いますが
透明な天面は処理無し、白くなっている端が45度に落とした部分。
ちなみにこのサイズだと加工があまりにも危ないので
ピンルーターを使ってMDFにおこしてガイド(治具)を作ってから
加工をすることが多いです。
下の画像は別のアクリルですが、MDFにおこした状態です。

 
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ルーター、ピンルーターはアナログ機材なので
この辺りは感覚でやれるため、削りながら工夫したり
デジタルのレーザーと組み合わせての作業になると
ほんと、色々な形状に派生しますね。
下の画像なんかは天面と底面の角度を別にした例。
少し前に作業させていただきましたスティングレーでした方法ですね。

 
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で、ここから全ての面を削って面を出していきます。
ペーパーと当て木を使ってシコシコと鬼の磨きですね。
場合によっては当て木を使わないほうがいい場合もありますが
その辺は感覚なので説明が難しいです笑

 
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こうすることで、結果的にどうなるかというと

 
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そうなんですね、残念なのは画像では分かりにくいところ(´Д`。)
ラインを引いてみると分かりやすいかな。

 
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緑ラインを参考に、下の画像をもう一度見てください。
何となく、立体になっているのが分かるでしょうか。

 
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実際に見ていただければ分かるのですが
これをやるかやらないかで、完成時のクオリティは全く違います。
ただのアクリル、から、成形されたアクリルに変わります。
まぁ、何が良いかって自分たちも納得できるってのが大きいかもしれませんが
この辺は作業しながら感覚でやるやらないを決めてるので
「立体にしてほしい」とか、逆に「板のままが良い」って場合は
事前にお知らせいただけると嬉しいです。

 

ざっとのご紹介でしたが参考になったでしょうか。
悪く言うと「めんどくさい」こと
良く言うと「手の込んだ」ことが非常に多いですので
自作ユーザーさんには参考にしていただくにはハードかもしれませんが
こういうチマチマしたブログは嫌いじゃないので
また余裕があるときにでも色々ご紹介できればと思います。
では ヽ(*´∀`)ノバイチャ

 
 
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